「生まれたての子猫を育てるって、どうすればいいんでしょうか?」
そんな疑問をお持ちの方に。
この記事は、生まれたばかりの子猫をミルクで育てる方法について、具体的な手順と注意点などをご紹介します!
子猫は生後数週間は母乳を摂取することが理想的ですが、母猫がいない場合や十分なミルクを与えられない場合もありますよね。そんなときには、特別な子猫用ミルクを使って手作りのミルクを与えることができます。
正しい方法で子猫を育て、彼らが健康に成長するお手伝いができるように、しっかりと準備しましょう!
子猫のミルクのあげ方について
生まれたての子猫を育てるには、専用の哺乳瓶やシリンジに猫用のミルクを入れて与えます。以下では、子猫のミルクのあげ方についてまとめてあります。
子猫へのミルクの与え方
- 哺乳瓶を湯煎し、ミルクを温めます。
- 子猫をうつ伏せにして、哺乳瓶やシリンジでミルクを与えます。
- ミルクを飲ませる際は、口元に近づけると反射的に吸い付く本能があるため、軽く後頭部を支えながら哺乳瓶をくわえさせます。
- 与えるミルクの量は、生まれたてから生後1週間まで1回約4~8cc、2~3時間おき、生後1~2週間まで1回約10cc、4時間おき、生後3週間から1カ月まで、1回約20cc、4時間おきが目安です。
- ミルクを飲ませているときに、鼻からミルクが出てきたり嘔吐したり、ゲホゲホしたりするようであれば、誤嚥の可能性があるため哺乳を止めてください。
- 子猫がずっと寝ている場合は、お腹が空いて自分から起きてくるまで待ちます。
ただし、生後14日頃までは8時間以上ミルクを飲まずにいると低血糖を起こす心配があるため、あまりにも長時間寝続ける時や、1回あたりの授乳量が少なかった時にはタイミングを見て飲ませてあげてください。
どのくらいの頻度で子猫にミルクを与えるべきか
子猫にミルクを与える頻度は、生後1週間までは1日5~6回、2週間以降は1日4回程度が目安です。
生後3週から4週ごろまでは、1日のうち6〜8回、3時間〜4時間おきに授乳を行います。
生後21日以降になると、回数は半分の4〜6回になります。
ただし、子猫がずっと寝ている場合は、無理に起こして飲ませるよりも、お腹が空いて自分から起きてくるまで待つ方が良いです。
生後14日頃までは8時間以上ミルクを飲まずにいると低血糖を起こす心配があるため、あまりにも長時間寝続ける時や、1回あたりの授乳量が少なかった時にはタイミングを見て飲ませてあげる必要があります。
子猫がミルクを飲み終わった後のお世話の仕方
子猫がミルクを飲み終わった後のお世話の仕方は、以下のようなものがあります。
- まず、子猫の口周りを柔らかい布で拭いて清潔にしてあげます。
- また、子猫が排泄物を出した場合は、専用のトイレに入れてあげます。
- 子猫はまだ排泄物を自分で処理することができないため、手でお尻を拭いてあげる必要があります。
さらに、子猫を抱っこしてあげたり、撫でたりして、愛情を与えてあげることも大切です。
子猫がミルクを飲むのを拒否する場合の対処法
子猫がミルクを飲むのを拒否する場合、原因を特定して対処する必要があります。
原因としては、
- 哺乳瓶に吸い付く力がまだ小さいため、ミルクを飲まない場合もあります。
- また、ミルクの温度が低すぎる場合や、子猫の体温が低い場合もあります。
- さらに、排泄物がお腹の中でいっぱいになっている場合や、体調不良の場合もあります。
対処法としては、
- 哺乳瓶の吸い口があわない場合は、シリンジで口に入れてあげたり、吸い口を変えたりすることができます。
- ミルクの温度が低い場合は、温め直してから与えます。子猫の体温が低い場合は、温かいタオルで包んで温めたり、保温箱に入れたりすることができます。
- 排泄物がお腹の中でいっぱいになっている場合は、軽くマッサージをして排泄を促すことができます。体調不良の場合は、病院で診察してもらうことが必要です。
ただし、ここで紹介した方法でも子猫がミルクを飲まない場合は、何らかの病気になっている可能性もあるため、すぐに動物病院に連れて行って診察してもらうようにしましょう。
ミルクを飲めない時間が長くなれば子猫は低血糖を起こし衰弱していきます。病院でミルクを飲ませてもらったり点滴をしてもらったりして低血糖を防ぎましょう。
子猫に与えるミルクの種類や量、飲ませる頻度や回数など
子猫に与えるミルクの種類は何が適しているか
猫に与えるべきミルクの種類は、猫用のミルクが適しています。
牛乳や他の動物のミルクは子猫の哺乳には使用しないようにしましょう。
一時的に代用したとしても、軟便になったり下痢をしてしまう可能性があります。
猫用のミルクは、高脂肪・高たんぱくで、子猫の成長に必要な栄養素が含まれています。また、猫用のミルクは、哺乳瓶に入れて与えることができます。
子猫に与えるミルクの量はどのくらいか
子猫に与えるべきミルクの量は、子猫の体重によって異なります。
- 生後1週間の子猫はおよそ150グラム、生後3週間では350グラム程度になります。
- 150グラムの子猫の場合は1回あたり10~15ml、350グラムの子猫の場合は1回あたり30~40ml程度が目安です。
- ただし、生後3週齢以下の子猫はまだお皿からミルクを飲むことができないため、哺乳瓶やシリンジなどを使って与える必要があります。
ミルクの温度は、自分の手首に数滴たらし、人肌程度になっているかを確認してから与えてください。
子猫の年齢によって必要なミルクの量は変わるか
子猫の年齢によって与えるべきミルクの量は変わります。
- 生後1〜10日の子猫では、1日に8〜12回、つまり2〜3時間おきに授乳をし、夜間もミルクをあげる必要があります。
- 生後21日以降になると、回数は半分の4〜6回になります。生後3~4週齢になったら、子猫のごはんに、少しずつ離乳食を加えていきます。
子猫の成長度合いは月齢によって大きく異なるため、その子に合わせてごはんの量や種類などに気をつけて調整してあげる必要があります。
子猫がミルクを飲む頻度や回数はどのように決めるの?
子猫がミルクを飲む頻度や回数は、生後の週齢によって異なります。
- 生後1〜10日の子猫では、1日に8〜12回、つまり2〜3時間おきに授乳をし、夜間もミルクをあげる必要があります。
- 生後21日以降になると、回数は半分の4〜6回になります。
一般的に1回のミルクの量は5〜10ccで、一度にたくさん飲めない場合は授乳回数を増やす必要があります。ただし、子猫の健康状態や体格によっては、授乳の回数や量も変わってくるため、獣医師と相談しながら育てることがおすすめです。
猫に与えるべきミルクの温度はどのように調節するか
子猫に与えるべきミルクの温度は、38〜40℃の人肌程度にすることが望ましいです。
- 冷たいミルクの場合、お腹を壊す可能性があるため、少し温めることが推奨されています。子猫用ミルクのパッケージに書かれた通りに作り、哺乳瓶から出るミルクの量は、乳首に入れる切れ目の大きさで調整し、哺乳瓶を軽く押して1滴出るくらいにします。
- また、シリンジでミルクを与える場合には、哺乳瓶で与える場合とは違い、子猫の口の横側からシリンジの先端を差し込み、ミルクを与えることです。
- 子猫をうつ伏せの姿勢にして、猫の場合には仰向けでミルクを飲ませると肺にミルクが入ってしまうことがあるため、注意する必要があります。
子猫が十分にミルクを摂取しているかどうかを確認する方法
子猫が十分にミルクを摂取しているかどうかを確認する方法は、体重の増加や排泄物の状態を確認することが挙げられます。
子猫は生後1日目から体重が減少することがありますが、生後2日目以降は体重が増加するはずです。
体重が増加しているかどうかを確認することで、子猫が十分にミルクを摂取しているかどうかを判断することができます。
また、排泄物の状態も確認することが重要です。子猫は授乳後に排泄することが多いため、排泄物の状態を確認することで、子猫が十分にミルクを摂取しているかどうかを判断することができます。
子猫がミルクを飲まない原因とか、対処法は
子猫がミルクを飲まない原因
子猫がミルクを飲まない原因は、ミルクの温度が十分でない、子猫用哺乳瓶を使っていない、ミルクの味が合わない、部屋の温度が合わない、授乳時の姿勢が悪い、排泄をしていない、子猫の身体に何らかの問題があるなどが考えられます。
また、子猫が排泄できていないと、お腹がいっぱいと勘違いしてミルクを飲まないこともあります。
生後3週頃まで、子猫は自分の力だけでは十分に排泄することができないので、肛門を刺激して排泄をサポートしてあげる必要があります。子猫がミルクを飲まない場合は、原因を確認して対処することが大切です。
子猫がミルクを飲まない原因とか対処法は?
<対処法>
- お腹が張っている場合は、排泄を促すようにして、お腹をスッキリさせる。
- 温度が低い場合は、温かい寝床で眠らせたり、部屋を暖めたりして、体温を上げる。
- ミルクの味や温度が嫌いな場合は、ミルクの種類を変えたり、温度を調整したりして、子猫が好むようにする。
- 身体の状態が悪い場合は、病院で診てもらう。
- 飲ませ方が悪い場合は、スポイドで飲ませたり、姿勢を変えたりして、飲ませやすくする。
- 排泄をしていない場合は、お腹を刺激して排泄を促す。
- 体調不良の場合は、病院で診てもらい、適切な治療を受ける。
以上は、子猫がミルクを飲まない原因と対処法について、一般的な情報をまとめたものです。
ただし、子猫の状態や症状によっては、適切な対処法が異なる場合があります。そのため、子猫の状態に応じて、獣医師や専門家に相談することが大切です。
子猫がミルクを飲まない場合、どのようにして栄養を補給するか
子猫がミルクを飲まない場合、専用の哺乳瓶やシリンジなどに入れて与えることができる。
また、子猫用のキャットフードを与えることもできます。
ただし、生後1か月未満の子猫は、消化器官が未発達であるため、消化しにくいため、必ず獣医師に相談することが重要です。
また、獣医師に相談して、栄養補給の方法を決めるようにしましょう。
哺乳瓶からミルクを与える際の注意点は何か
哺乳瓶からミルクを与える際の注意点は、哺乳瓶のニプル(乳首)から出てくる量が子猫のペースと合っていないため、1回に飲みこめる量以上のミルクが口の中に入ってしまうと、吐いてしまうことがある。
そのため、子猫の飲み方に合わせて、ニプルの穴の大きさを調節することが重要です。
また、哺乳瓶を寝かせると乳首から空気が入り、子猫は空気もたくさん飲むことになってしまい、後でミルクを吐いてしまうことがあるため、哺乳瓶は必ず立てて与えるようにすると良いです。
さらに、無理にミルクを飲ませることによってミルクが胃からあふれ気管に入り、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまう危険性があるため、子猫のペースに合わせてゆっくりと飲ませることが大切です。
子猫がミルクを飲む頻度や回数を増やす方法はあるか
子猫がミルクを飲む頻度や回数を増やす方法は、授乳の間隔を短くすることです。
- 生後1〜10日の子猫では、1日に8〜12回、つまり2〜3時間おきに授乳をし、夜間もミルクをあげる必要があります。
- 生後21日以降になると、回数は半分の4〜6回になります。
また、空腹すぎないタイミングで与えることも重要です。ただし、子猫が飲みすぎると消化不良を起こすことがあるため、適量を守ることが大切です。
まとめ
この記事では、子猫が健やかに成長できるようにミルクの飲み方を詳細にまとめてあります。
生まれたての子猫をミルクで育てる方法は、特別な子猫用ミルクを適温で与え、適量と頻度で給餌することが重要です。
乳首の使い方やお腹のマッサージも覚えましょう。
温かい環境と適切な社会化が成長に不可欠です。
子猫の発育を見守り、獣医のチェックも必要です。ミルクでの育児は大変ですが、適切なケアと愛情で子猫を健やかに育てましょう。